わんわん帝國幕下・たけきの藩国 二郎真君封土

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zoom RSS 藩王様と一緒(お買い物SS)

<<   作成日時 : 2007/02/07 23:21   >>

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「藩王様、お財布持ちました?お買い物メモは?」
たけきの藩国の料理長、コダマゆみはたけきのこに心配そうに言った。
「大丈夫だから、ちゃんと持ったから」
「あ、ちゃんと防犯ブザーも持ってます?使い方分かります?」
「大丈夫……って子供じゃないんだから、そんなの必要ないわよ!じゃあ、行ってくるから」
と、走り去るたけきのこ。

「それにしても、無断で藩王のデート権を賞品に使うなんてどんな神経してるのかしら。
まぁ、うちの連中の非常識っぷりなんて今更言っても仕方ないけど」
走りながら、ため息をつくたけきのこ。
「また、地下の更正施設に送ったほうがいいかしら」

「買い出し手伝ってくれるそうで。ありがとう。じゃがいもフルコースが出来そうですね」
集まった、荷物持ち希望者、総勢10名に礼を言うたけきのこ。
「いえいえ、ここまでよんた藩王を追ってまいりましたが、女性のエスコートを断ることなど、眼鏡が素敵な壮年紳士に出来ようはずもございません。謹んでお供させていただきましょう、マイレディ」
代表でこの中で唯一の謁見成功者のかくたが応じる。まさに【紳士】である。
たけきのこは思いがけない紳士的なエスコートに一瞬驚くがすぐに笑顔で答える。
「そう、ありがとう。貴方のような紳士な方は私の国にはいませんからとても嬉しいですわ。出来れば、私の国に来てもらいたいくらい」
「ありがたいお言葉ですが、私はすでに主に仕える身。ですが、せめて今日だけは精一杯お供いたしましょう」
その言葉にうなづき、周りを見るたけきのこ。
「行きます、行きますともさ!こうなったらどこまでも!(ネタが無いと国に帰れない!何)」
何か、微妙にヤケ気味の月代由利。国には怖い人でも待っているのだろうか。
たけきのこはあらあらという笑顔を浮かべながら
「そういえば、貴女は有名な歌姫さんなんですって。もし良かったら、晩餐会で少し歌ってもらえませんか。考えておいてくださる?」
と、語りかける。
「荷物もちもいいですけど、料理もお手伝いしたほうがいいんでしょうか?」
と、その月代由利と同じ所属藩(世界忍者藩国)の扇りんくがそわそわしだす。
「そうですね、貴方の国のじゃがいも料理も食べてみたいですね。
では、お願いできますか?」
そう、言い調理場への道順を説明するたけきのこ。
説明を終え、他の人に振り向き。
「では、皆さん参りましょうか」

「じゃがいもフルコース……。マッシュポテト、フライドポテト、コロッケ、ニョッキにケーキ(ぐ〜ぅ〜〜〜〜〜〜〜)く、喰いたいなあ……」
自分の腹の音も利用して謎な歌を歌っているY。
そんなYを見て首をかしげるたけきのこ。
「失礼ですけど、どこかでお会いしたことありませんでしたか?
確か、藩王会議とかで…」
「い、いえ、わたしはよんたなんて名前じゃないですよ」
『名前までは聞いてないのに』(その場の全員突っ込み)
「そうですな、よんた藩王に似てる方」
後ろからのかくたの声にビクッとなるY。
「さぁ、よんた藩王に似てる方。
この荷物をお願いしますぞ」
と、どさどさと荷物を持たせる。
「まさか、荷物を投げ出したりはしないでしょうな。
……(小声で)逃がしませんよ、よんた藩王に似てる方」

「いや、なんだかわからないうちにここまで来ましたが、来た甲斐はありましたね。国の仲間に自慢できる」
と隣の人に話しかけるニーズホッグ。
が、その隣の人の顔を見て顔色を変える。
「って、刻生・F・悠也!
変装もせずにテレビに出てるなー!」
しまった、という顔でニーズホッグを見る刻生・F・悠也。
「い、いえ、私は刻生・F・悠也なんて名前じゃないですよ」
なんか先ほど別の人間が言ってたようなことを繰り返す刻生。
「参加者リストに思いっきり、刻生・F・悠也って書いてあるだろうが!」
叫ぶニーズホッグ。
「何か後ろの方が騒がしいですが……
まぁ、最終的には何とかなりましたけど、焦りましたよ」
と、ため息混じりに言う御鷹。
「ですがまあ、最終的に親書もA-71情報資料も手渡せました。
他藩のかたとの交流も含めて全般的に目的は達成されていますね」
応える、同じ冬の京の阿風芙山。
そんな、阿風芙山を少し呆れたように見て。
「資料をお渡しになっていたの、影武者でしたが」
「Σえ嘘!?」
そしてその前方。
「とほほ、これじゃあ普通に仕事してるほうがお近付きになれますよ涙」
ただ一人、たけきの藩国の人間で同行しているジンジャーが呟く。
「まぁ、そう言うなボウズ」
と、隣で荷物運びをしていた寅山 日時期が声をかける。
「でもまあ、これはこれでw」
「って、フォローする暇も無しか!?」

そしてその頃、一人料理の手伝いに残った扇りんくは。
「それにしても、どこで道を間違ったのかしら…」(ぶつぶつ)
道に迷っていた。
気が付いたら中庭。
「ふははは、これだけ多くの国の靴下がそろうこともそうあるまい。
ゆくぞ、マーキュリー、ムーン、トラベラー!」
「応さ、アイロン!」
屋根の上には空を駆ける変態。
「ハンター発見!銃撃許可」
さらに銃声。
そして落下音。
「……あ、調理場発見」
何事も無かったように立ち去る扇りんく。
「…何も見なかった、何も見なかった、何も見なかった…」(ぶつぶつ)

「こんな苦労してまで買い物手伝ってくださるなんて、感激です
皆さん、ありがとうございました」
「いえいえ、女性のエスコートは紳士の義務ですから」
応える、かくた。
その手には、燦然と輝くじゃがいもアイスが。
「皆様、お疲れ様でした。後はこちらでお運びします」
二郎真君と共に門の前で待っていたひわみ(たけきの藩剛性フレーム研究課課長)
が、職員に指示し食材を運ばせる。
「さて、私は皆様に副賞をお配りしておきますので、姫は会場のほうへお先にどうぞ」
二郎真君の言葉に頷き、ひわみを連れ門をくぐるたけきのこ。
それを見送って。
「では、こちらが副賞の、たけきのこファン倶楽部会誌です。
ちなみに、謁見に成功したかくたさんには、たけきのこファン倶楽部名誉会員の会員証も差し上げます」
全員に会誌を配る二郎真君。
「ちなみに次号の会誌が欲しい方は、同封の応募ハガキを送ってください。
今回は、載せられなかった、あんな写真やこんな写真も載っていますよ」
「へー、そんなのどうやって撮ったのかしらー」
「それは、各方面に手配して……って藩王様!?
も、戻られたのでは?」
「まぁ、色々あったけど、皆、楽しかったようだから。
主催者の貴方に労いの言葉でもかけようと思ってね」
笑顔で応えるたけきのこ。
ちなみにその笑顔はなぜか怖い。
「そう言うわけだから、これ終わったら少し休みなさい、地下で」
OH、藩王様、他国の方の前でそんなコロス笑みを浮かべないほうが良いですよ。
そう思う二郎真君であった。

(文:ひわみ@たけきの藩吏族)

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